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【全裸監督】死にたくなったら下を見ろ!俺がいる【感想】

2021年8月10日

Netflixオリジナルドラマ

山田孝之さん主演の『全裸監督』を見ました。

とっても面白くて学びがある作品だったので感想を書いておきます。

※ネタバレ含む

 

シーズン1&2あるので全部見ると結構長いのですが物語に引き込まれほぼ一気見しました。

何が良かったかというと、まず主演の山田孝之さんの演技がとてもよかった。
山田さんがこんなにいい俳優さんって知りませんでした。

このドラマキッカケでファンになりそうです。

 

ドラマの内容は伝説のAV監督、村西とおるさんの実話を元にしたドキュメンタリー。

主人公 ”村西とおる” の人生はヒトコトで言うとジェットコースターで、どん底→絶頂→どん底→絶頂を繰り返します。

良い時も悪い時も主演の山田さんの表情やセリフの言い回し、間と間などすべてが素晴らしく当時の”村西とおる”再現度がめちゃくちゃ高いと思いました。
シリーズ通して主人公に感情移入が容易で違和感なくドラマの世界に入っていけます。

 

衛星放送投資に失敗して仲間がほぼいなくなってしまうときや、初期からずっと支えてもらっていたトシの死を聞いた時の演技は自分自身が主人公になったつもりで観ていました。山田孝之さんはホントにすごい。

 

また主人公を支える他の俳優さんたちも総じて演技が素晴らしくとっても楽しめました。

現代の民放じゃ絶対に見られない、放送できない?内容なのでネットフリックスがあってよかった。

 

 

わたしがこのドラマから受け取ったメッセージは2つ。

 

「死にたくなったら下を見ろ!俺がいる」

「生きていればそれでいいよ。間違いなんかない、全部正解だ」

 

このエンディングの締めセリフ2つがめちゃくちゃ刺さりました。

生きてさえいればそれでいいんです。失敗も間違いもなくて全部正解。

 

▼Netflix(ネットフリックス)『全裸監督』

https://www.netflix.com/title/80239462

 

全裸監督の概要

伝説のAV監督

「村西とおる」

さんの波乱万丈な実話を元にしたドキュメンタリードラマ。

  • 懲役370年求刑
  • 借金50億円

このインパクトある肩書がまさにその人生というか人となりを表しているようです。

一般人にはどちらか片方、さらにその1/10でも耐えられないのにダブルで背負っているという(笑)

 

NetflixオリジナルなのでNetflixでしか見られません。

これを機にNetflixに加入してシーズン1、2の全16話をイッキ観しました。

 

シーズン1では

売れないセールスマン→トップセールスマン→家庭崩壊→AVで大成功を収めるまで。

 

シーズン2では

AVでの大成功→衛星放送に過剰投資→転落&ドン底→再起するまでのエピソード。

 

このような構成になっています。

 

あらすじとちょっと感想

はじめて登場する村西は英会話教材を売るやる気のないセールスマン。

ある日営業トップ社員との同行を命ぜられセールスが上手くいった成功体験をキッカケにトークの才能が開花。

一気にトップセールスマンにのぼりつめますが会社はお金を持ち逃げされあっけなく倒産。

 

失意の中で真っ昼間に帰宅すると妻の不倫を目撃してしまう・・・

 

そして家庭崩壊。

 

こんなテンプレのお手本のような不幸の中、バーでチンピラのトシ(満島真之介)に出会いエロが金になることを知ります。
このトシがまたいいキャラなんだよね。

 

エロの道を進む覚悟を決めた村西は途中で川田(玉山鉄二)を仲間に引き入れて

  • 営業で磨かれたトーク
  • 時代を先読みする力
  • リスクを恐れず突き進む行動力
  • 壮大な夢を持ち仲間を巻き込む力

これらを武器に次々と大成功を収めていきます。

正確にいうと成功だけでなくて、大成功大失敗大成功大失敗・・・を繰り返します。

 

物語の途中ではヤクザになってしまったトシと別れ、さらには衛星放送の夢についていけない川田と別れますが、それでもなお順調に成功を収め続けていく村西。

 

しかし、バブル崩壊と衛星放送への過剰投資が取り返しのつかない大失敗となってしまいます。

ツライ時からずっと一緒に走ってきた仲間もお金もすべて失い、ヤクザから借金をしていて逃げているせいで再起途中の川田やトシにも迷惑を掛けてしまいます。

 

ヤクザとのケジメをつけるべくトシは命をかけて村西を助けますがトシはヤクザに殺されてしまう。

 

すべてを失って落ちぶれに落ちぶれた村西が、川田からトシの死を告げられるシーンでは感情移入しておもわず号泣。

 

トシは一貫して村西を肯定しつづけた一番の理解者でした。

 

 

それでも前を向き立ち直っていく村西監督。

 

エンディングでの締めのセリフ。

 

「死にたくなったら下を見ろ!俺がいる」

 

 

もうひとつ、わたしが好きになったセリフ。

 

「生きていればそれでいいよ。間違いなんかない、全部正解だ」

 

 

村西が情熱を向けた先は”エロ”でしたけど、人としての魅力に溢れており、どんな分野でも成功したと思います。

 

このドラマから学んだこと&感じたこと

 

学んだこと感じたことを箇条書きでまとめます。

 

何もかも上手くいっているときは、ささいなことは問題にならない
⇒テレビを出禁になろうが、逮捕されようがお金や権力でなんとかなってしまう

 

お金が無くなると一気にすべてが崩れる
⇒社員からの不満、信頼関係の崩壊、手を出すべきでないものに手を出してしまう
ヤクザからの借金や裏ビデオの制作

 

人生は喜ばせごっこ
⇒たくさん喜ばせられる人が一番のお金持ちになれる

 

夢を持ち熱い気持ちがあれば他のものは全部ついてくる
⇒仲間、お金、運などすべて

 

 

今後の人生においてずっと覚えておきたいこと。

  • 生きてれば全部正解
  • 死にたくなったら下を見ろ!俺がいる
  • 人生は喜ばせごっこ

 

この3つはわたし自身だけでなく、家族や周りの友人にも、どうしようもなく絶望したときに思い出して欲しい言葉だと思いました。

 

『全裸監督』

はエンタメとしても楽しめて人生の学びがある作品です。

 

ネットフリックスを契約し1カ月以内に16話を観ればたったの990円。

出典:SLAM DUNK

 

以上!ナイスです!!

 


 

 

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