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【全裸監督】死にたくなったら下を見ろ!俺がいる【レビュー】

Netflixオリジナル、山田孝之さん主演の『全裸監督』を見ました。

とっても面白くて学びがある作品だったので、レビューしておこうと思います。
※ネタバレを含みます。

 

▼Netflix(ネットフリックス)『全裸監督』

https://www.netflix.com/title/80239462

 

全裸監督「村西とおる」

懲役370年求刑、借金50億円を背負った伝説のAV監督「村西とおる」

そんな村西とおる監督の、ジェットコースターのような波乱万丈な実話を元にしたドラマ

『全裸監督』

 

Netflixオリジナルなので、当たり前ですけどNetflixでしか見られません。

加入してシーズン1、2の全16話をイッキ観しました。

 

シーズン1では

売れないセールスマン→トップセールスマン→家庭崩壊→AVで大成功を収めるまで。

 

シーズン2では

AVでの大成功→衛星放送に過剰投資→転落&ドン底→再起するまでのエピソード。

 

このような構成になっています。

 

あらすじ

はじめて登場する村西は、英会話教材を売るやる気のないセールスマン。

ある日営業トップ社員との同行を命ぜられ、セールスが上手くいった成功体験をキッカケにトークの才能が開花。

一気にトップセールスマンにのぼりつめますが、会社はお金を持ち逃げされあっけなく倒産。

 

真っ昼間に帰宅すると、妻の不倫を目撃してしまう・・・

 

そして家庭崩壊。

 

こんなテンプレのお手本のような不幸の中、バーでチンピラのトシ(満島真之介)に出会い、エロが金になることを知ります。
(このトシがまたいいキャラなんだよね)

 

エロの道を進む覚悟を決めた村西は、途中で川田(玉山鉄二)を仲間に引き入れ

  • 営業で磨かれたトーク
  • 時代を先読みする力
  • リスクを恐れず突き進む行動力
  • 壮大な夢を持ち仲間を巻き込む力

これらを武器に、次々と大成功を収めていきます。
(正確にいうと成功だけでなくて、大成功大失敗大成功大失敗・・・を繰り返します。)

 

物語の途中、ヤクザになってしまったトシと別れ、衛星放送の夢についていけない川田と別れますが、それでも順調に成功を収め続けていく村西。

 

しかし、バブル崩壊と衛星放送への過剰投資が取り返しのつかない大失敗。

ツライ時からずっと一緒に走ってきた仲間もお金もすべて失い、ヤクザから借金をしていて逃げているせいで、再起途中の川田やトシにも迷惑を掛けてしまいます。

 

ヤクザとのケジメをつけるべく、トシは命をかけて村西を助けますが、ヤクザに殺されてしまいます。

 

すべてを失って落ちぶれに落ちぶれた村西が、川田からトシの死を告げられるシーンでは、感情移入して泣きました。

(トシは一貫して村西を肯定しつづけた一番の理解者でした)

 

 

それでも前を向き、立ち直っていく村西監督。

 

エンディングでの締めのセリフ。

 

「死にたくなったら下を見ろ!俺がいる」

 

 

もうひとつ、わたしが好きになったセリフ。

 

「生きていればそれでいいよ。間違いなんかない、全部正解だ」

 

 

村西が情熱を向けた先はたまたまエロでしたけど、人としての魅力に溢れており、どんな分野でも成功したと思います。

 

このドラマから学んだこと&感じたこと

学んだことを箇条書きでまとめます。

何もかも上手くいっているときは、ささいなことは問題にならない
⇒テレビを出禁になろうが、逮捕されようがお金や権力でなんとかなってしまう

お金が無くなるような事態に陥ると一気にすべて崩れ出す
⇒社員からの不満、信頼関係の崩壊、手を出すべきでないものに手を出してしまう(ヤクザへの借金、裏ビデオの制作)

人生は、喜ばせごっこ
⇒たくさん喜ばせられる人が一番のお金持ちになれる

夢を持ち、熱い気持ちがあれば他のものは全部ついてくる
⇒仲間、お金、運などすべて

 

今後の人生においてずっと覚えておきたいこと。

  • 生きてれば全部正解
  • 死にたくなったら下を見ろ!俺がいる

ほんとうにそのとおりだと思う。

 

自分だけでなく、家族や周りの友人にも、どうしようもなく絶望したときに思い出して欲しい言葉だと思いました。

 

そして今まで知らなかったですが、山田孝之さんはめちゃくちゃいい俳優。

これを見てファンになりました。

実際の村西さんを知らないのですが、ハマり役でした。

 

 

『全裸監督』はエンタメとしても楽しめる、学びある作品です。

 

ネットフリックスを契約し、1カ月以内に16話を観ればたったの990円。

良かったらぜひチェックしてみてください。

 

それでは、今日もよい1日を!

 


 

 

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