狩猟を初めて3年経ち、やっとこカモなら独りでもゲットできるようになりました。
2021年度に始めて2023年度に独りゲット達成
【2024年1月】ようやく独り立ち!?ソロでカルガモ1羽ゲット
狩猟の記録2。 これを書いている2025年1月現在、すでに24~25年シーズンの猟期後半に入ってますが、今更いちねんまえの23~24年シーズンのことを書き残しておきます。 もっとタイムリーに書こうねじ ...
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これまでの経緯と、思ったこと考えたこと。
独りゲットまでの道のり
ここまでの道のりはホントーーーーーーに長かった。
世の中には周りからの助けを必要とせず、独りでなんでもできるようになる方もいますがわたしはそうじゃない方。
狩猟も周りの助けが無ければ何をどうしていいか分からずに色々と踏み出せなかったと思います。
そんなこんなで
カモを単独ゲットできた一番の要因は猟友会の先輩のお陰。
先輩のお陰って?を、簡単に結論だけ言うと
- 先輩に沢山の猟場を教えてもらえた(10数か所)
- 猟場では堂々としてればよいと学んだ
この2点。
今回の経験から
- 他者とのつながりやコミュニティって大事と改めて思った
- じぶんはまだまだプライドを捨てられてない
このことをしみじみ感じました。
これからも少しずつでいいから成長したい。
1.他者とのつながり、コミュニティについて
2021年に銃砲所持許可と狩猟免許を取得し、継続して地元支部の猟友会に所属しています。
猟友会主催の射撃会や総会はなるべく出席するようにしていたのですけどこの行動がホントに良かった。
なぜなら猟期前の射撃会で会話した先輩に、カモ猟に誘ってもらうキッカケになったからです。
今回の件に限らず、師匠ができたのも猟友会の縁だし所属していてホントに良かった。
経緯
独りゲットまでには3シーズンを要しました。
狩猟登録は2021年からしていましたが、21~22シーズンは出猟ゼロ回。
22~23シーズンは出猟1回。獲物1。
我ながらポンコツすぎ。
実質2年目になる23~24年シーズンは、昨年度実績である獲物”1”を超えようと気合を入れていましたが解禁日は猟果ゼロ。
その後に合間をみつけてもう一回出猟しましたが出会いゼロで結果が出ていませんでした。
そんなとき、同じ猟友会支部の先輩猟師から突然ラインが。
先輩「猟行ってる?」
わたし「ちょうどこの前行ったんですが出会いが無かったところです」
先輩「じぶんも全然いけてないんだけど、よかったら一緒にどう?」
わたし「ホントですか!ありがとうございます!お願いします!!」
こんな流れでそのままスケジュールを決め、一緒にカモ撃ちさせてもらえることになりました。
このラインをくれたキッカケは、間違いなく猟友会主催の猟期前射撃練習会。
練習会の合間、猟について
”どれくらい行ってるの?猟欲はあるの?なんで初めたの?”
といった会話を少しして、じぶんがゼンゼン猟に出られてないこと、やる気はあるけど自信がないことを伝えていました。
この時に
”今度よかったら一緒にいく?”
的な会話をしてライン交換をしたような記憶・・・。
たぶんこの会話を覚えていてくれて誘ってくださったんだと思います。
こういう声掛けほんとーに有難い。マジで大感謝。
将来、猟友会で後輩ができたら同じようにしてあげたいなと思いました。
良いと思うことは継承して繋いでいきたい。
猟友会のコミュニティに感謝です。
2.悪い意味でじぶんはまだまだプライドが高い
カモ猟の当日、やや緊張しながら先輩宅到着。
わたしの狩猟車は軽トラなのですが、先輩のクルマと2台で回るのではなく先輩のランクルプラド1台で猟に行くことに。
過去経験のあるグループ猟では全員が軽トラかジムニーだったので、こんなデカいクルマで大丈夫??
と思いましたがこれは杞憂でした。
デカいクルマは取り回しが悪くて行けないところはありますがとりあえず4WDならなんとかなるみたい。
持ち物を確認して出発し、猟場に向かう途中でコンビニに寄りました。
※入店の際はモチロンひとりずつ。
ここでわたしには衝撃だったのが
先輩は猟友会の正装(オレンジベスト)で堂々とコンビニに入店していきました。
これを見て
あ、おれはまだまだちっさいプライド捨てられてないな、他人の目を気にしてるな
としみじみ。おれって全然アカンなーと反省。
というのも、わたしは
猟友会ベスト+帽子+長靴
の完全正装フル装備でコンビニに入店するのは恥ずかしいので、もしコンビニに寄るならわざわざ脱ぎます・・・。
なんなら、もしひとりなら猟場に着くごとに猟友会ベストの着脱を繰り返すと思います。
つまり、じぶんはまだまだ
コレをこの出来事から痛感しました。
これまでひとりで猟場に中々出られないのも、居もしない架空の他人の目が気になり、堂々と猟場にいられないように感じていたからです。
蛍光色で目立つ猟友会ベストを着ている人がコンビニに入ったところで誰も気にしてません。
猟友会のことを知ってる人はぜいぜい
「あ、猟友会の人だ」
と思うくらいで、知らない人は
「なんか知らんけどへんなカッコしてんな」
と一瞥をくれるくらいです。
↑このことをアタマでは理解していて、日々実践しようと頑張っているのですが、こういうところでブレーキを踏んでしまうじぶんが恥ずかしい。
堂々としている先輩の姿はカッコよかったです。
イマはお店への長靴入店や軽トラ通勤くらいなら余裕ですけど、もっと昔は長靴で出歩くのさえ恥ずかしいと思ってたくらい。
猟が始まる前からさっそく気付きがあり、色んな人と関わるのってマジ大事。
その後、猟場に到着してからも先輩は堂々としておりとてもカッコよく映りました。
先輩にしたらコンビニに入店も猟場で堂々としているのもきっと完全無意識で、
「え?そんなこと気になるの??気にしたことないわー」
くらいのレベルなんだろうな。
はやくこのレベルに行きたいなと思いました。
他人の目を気にしてプライドが高いままだとなーんもできない。
気付き1
どんなカッコウをしていても、何をしていても堂々としていろ
狩猟道中での気づき
しばらく運転し、最初の猟場は初ゲットした思い出の場所でした。
緊張しつつ顔を出しましたがここは獲物なし。
次の場所に向かいます。
車中で
先輩「おれは猟場を隠さない主義だから、今日行く所はいくらでも行ってもらっていいよ」
このように言ってもらえたので、できるだけグーグルマップに目印を付けながら周りました。
先輩は懐も深い。猟師仲間って素晴らしい。
このスタイルも真似しようと思いました。
これまで行ったことのない場所に沢山案内してもらって、合計3時間くらいで15か所は周ったと思います。
あちらこちらと色んな猟場に行ったのですが、地図やスマホをまったく見ないで次から次へと猟場を移動していました。
地図が完璧にアタマに入っている証拠で、こうなるにはやっぱりじぶんの足で何度も通わないとダメだよな~と実感。
気付き2
猟場にはじぶんの足でなんども通い周辺地図をアタマに入れろ
かなりの数ため池を周ったのですが発砲機会は2~3回ほどでわたしは猟果無し。先輩はカルガモひとつでした。
記憶に残っているのは、先輩が追い出ししてくれたカモをわたしが撃ったらカモの高度が下がったので
「良し!落ちた!」
と思ったらまたすぐに上昇していってもう撃てなくなったシーンがあったこと。
カモは矢に強いと言われますけどホントですね。くやしー
車中の会話で、先輩はひとりでカモ撃ちをするとき、
「ため池からわざと飛ばせて回収できそうなとこまで飛んで来たら撃つ」
と言っていました。
池の上空や泳いでいるところを撃つと回収が難しいし面倒だからと。
何気ない会話ですが、こういうのもすごく為になります。
独りで鳥猟にでるときは追い出し役と撃つ役のひとり二役しないといけないので、回収のことまで考えて行動しないとダメですね。
気付き3
ため池から飛ばせたカモを撃てば回収がラク
が、この方法は撃てるタイミングをすごく短くすることになる、つまり
獲物のゲット率 ⇔ 回収のし易さ
とトレードオフなので、ゲット率をあげるか、回収がラクな方を選ぶか、という判断になります。
池から飛ばせて撃つと回収はラクになりますが、じぶんの後方に行かれてしまったらもうほぼ矢をかけられない。
泳いでいるカモを撃てたら落とすのは一番ラクだし、飛び始めから撃ち始めれば1羽に対して何回か矢をかけることができますがほぼ池の中に獲物が落ちます。
それで回収できる?って話。
この辺りも考えながらやっていかないとってことですね。こういうアタマの使い方は楽しい。
お昼からは仕事の予定があったので午前中で解散。
大変お世話になりました。ありがとうございます。
この経験をさせてもらえたお陰様で、後日単独ゲットすることができました!(^^)
まとめ
単独ゲット&経緯のまとめ。
- 2024年1月1日単独ゲット記念日。獲物はカルガモ
- 猟友会つながりで先輩に猟場を沢山案内してもらった
- 猟場には何度も通って地図をアタマに入れる
- 回収のことを考えて矢をかける
- 狩猟はまっとうな趣味。堂々としていれば良い
- じぶんはまだまだプライドが高い。他者の目を気にしないようになりたい
いずれじぶんが先輩の立場になったら、後輩には同じように猟場を教えてあげたり、堂々としている姿を見せたいなと思う。
良いことはこうやって受け継いでいきたいなと感じるエピソードでした。
後日、先輩にはきちんとお礼をすることもできたのでじぶんなりに満点です(^^♪
プライドを捨てられてない件
1年後の今(2025年1月)も猟友会チョッキでコンビニ入店できるマインドは獲得してません(汗)
が、運転中にずっと着ているのは平気になりました。
良い意味でちっさなプライドを捨ててもっともっと成長していきたい。
以上!