クレー射撃と狩猟を始めるため銃砲所持許可に向けて進んでいます。
今回は「射撃教習」について。
下に箇条書きしてある「大まかな流れ③」の部分になります。
教習資格申請の山場を超えていよいよ実際に銃を撃つ段階にきました。
ここまでくるのに所持許可に向けて動き出してから約半年近くかかっています。
この 射撃教習に無事合格すれば銃砲所持許可に向けてあとは事務手続きだけです。
記事の内容(もくじ)
所持許可の大まかな流れ
- 猟銃等講習会(初心者講習)
- 教習資格認定申請
- 射撃教習 ←今回
- 銃砲所持許可申請
- 所持許可証交付
- 銃砲所持・確認
前回の記事
参考クレー射撃の始め方!銃砲所持許可を取得②-教習資格認定まで-【狩猟・クレー射撃】
前回、以下の記事を書きました。 クレー射撃の始め方!銃砲所持許可を取得①-猟銃等講習会合格まで-【狩猟・クレー射撃】 その続きです。 大まかな流れの②の部分。 ...
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前々回の記事
参考クレー射撃の始め方!銃砲所持許可取得まで その① -猟銃等講習会合格まで-【狩猟・クレー射撃】
2021年からクレー射撃にチャレンジします。 この悩みを持っていた過去のじぶんに向け クレー射撃を始めようと思ってから射撃場でプレイするまでの経験談 について ...
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射撃教習とは
射撃教習とは射撃場にある本物の銃を用いて銃の取扱いや射撃の技能を教わり、最後に実技の考査(試験)をすることです。
(教習射撃ともいう。どちらも同じ意味)
考査で基準点に達していれば教習修了証明書が交付されます。
わたしの住む福井県では冬季(11月15日~翌年3月14日)に射撃教習を受けられる射撃場が無くて、今回は石川県にある「加賀散弾銃射撃場」にて射撃教習を受けてきました。
加賀散弾銃射撃場は、月によって射撃教習を実施する曜日が異なっています。
例
わたしは有給休暇を取得し3月の平日に行ってきました。
準備物、服装
射撃教習に必要なものや服装
■準備物
念のため準備物は事前に電話で確認しておきましょう。
忘れ物があって当日受けられない・・・となっては面倒です。
加賀散弾銃射撃場の場合は上記の通りでした。
実包(実弾)は射撃場にて購入することができ受講料と弾代合わせて実費は34,000円。
色々と他の人のブログを読んでみるとどの県どの射撃場でも受講料は大体30,000~40,000円くらいが相場のようです。
■服装
特に指定はありませんでした。
当たり前かもですが動きやすい服装が良いです。
ただし靴はサンダルや下駄などはダメなのでスニーカーが良いと思います。
冬場は寒いので下にしっかりと着込んでいきましょう。
教習中はダウンなどの上着は邪魔になるので脱いでいる事が多く下に着こんで行かないと寒いです。
射撃教習のタイムスケジュール
8:30 座学
9:00 事故例のビデオ(同じビデオ見るの2、3回目)
9:30 実技の要領説明
10:00 技能講習生の分解組み立て~射撃を見学
11:00 1ラウンド目の実習開始。銃の分解ー点検ー組み立てー点検ー射撃25発
12:00 2ラウンド目の実習
13:00 実技考査
~14:30 考査終了〜講習修了証受け取り
全部で約6時間、おおまかに上記タイムスケジュールで進みました。
早くやって早く終わろうということで昼食はとらず小休憩のみでそれぞれをこなしていきました。
頭も体も精一杯使うので朝ごはんはしっかり食べていくことをおすすめ。
当日は射撃教習の受講生が5名、技能講習の受講生が3名と射撃場のキャパの割にはとても賑わっていました。
指導を一人一人行うため、受講生が多いと終了時間が遅くなります。
技能講習生なし+当日の受講生が2〜3名だったなら、もう1、2時間くらいは早く終わったと思います。
教習の内容
8:30までに受付を済ませ、淹れてあったコーヒーを頂き薪ストーブで暖をとって講習開始を待っていました。
始まってからはビデオを見たり見学したりもあったのでポイントだけを書いていきます。
8:30~座学
まずはテキストを使った座学から。
左側の射撃教本を用いて講義を受けました。
右の実習教本は当日は最後まで開きませんでした。
が、こちら射撃が楽しくなると後々何度も読み返すと思います。
講師の方は、安全であることが何よりも最優先と何度も強調して言ってました。
銃に関する事故は毎年必ずと言っていいほどあるようです。
過去にあった事故の具体例などを交えて事故の怖さや安全確認の重要性を心に残るように語っていました。
集中力が高い朝イチの話だったこともあり私を含めた受講生のみなさんはうんうん頷いて聞いています。
弾が当たるとか当たらないとかは気にしなくていいからとにかく安全が大事だよと終始言っておられました。
わたしもこの意見には完全同意。
万一でもケガしたり他人をケガさせたりしまったりしたら射撃どころではないです。
座学で特に強調していたのは
・銃口を絶対に人に向けない
・用心がねの中に指を入れない
この3つ。
考査においても重要項目ですし銃を持つようになってからも一番重要なことなので常に意識するよう心がけます。
11:00~銃の分解ー点検ー組み立てー点検
座学、ビデオ、技能講習生の見学が終わったらようやく銃の分解~組み立てです。
本物の銃に触るのはこれが初めて。
銃の種類は上下2連式でした。
分解組み立てのポイントは以下
・各部をきちんと点検できるか
・スムーズに組み立てできるか
・組み立て後の点検、銃の持ち運び姿勢は問題ないか
これを5人全員が一通り実施して頭でなくて体で覚えていく感じです。
わたしが5人の中の一番手で一番最初に銃を握ったとき意識せずとも用心がねの中に指が入っていました。
このように銃を持つと勝手に用心がねの中に指が入る構造になっているので特に注意が必要。
分解や点検は難しいこともなくまた他人の操作を見学しながら復習していたので問題はありませんでした。
射撃
講師の方からは
「初心者は当たらなくて当然だし、当たらなければ講師の教え方が悪いと思って、リラックスして臨んでください」
とアドバイスをもらいつつ、銃をもつ姿勢や狙い方などを指導してもらいました。
ざっくりと指導してくれますが、一人一人姿勢の癖や撃つタイミングの癖が出るので面白い。
銃は左手、肩、頬の3点で固定して撃ちます。
想像していた以上に反動があり15発目くらいを撃ったあたりから頬が猛烈に痛くなりました。
この日は合計75発撃つのであと60発以上も耐えられるかな?
と、このときは泣きそうな気分。
帰宅後にググってみたところ頬が痛くなる原因は銃の固定が甘いみたい。
もらったテキストの青い方、実習教本にも目次で記載がありました。あるあるなんですね。
どんなスポーツにも共通して言えることですけどフォームはホント大事ですね。
わたしがもらった射撃のアドバイスで印象に残ったのは次の2つ
・引き金は思い切りよく引く
練習の2ラウンド中に何発か命中しましたけど正直狙って当たっている感覚がまったくなかったです。
命中しないと自分が狙った弾がどこを飛んだのかまったく分からないので次の修正が難しい。
「思ったより上に行ったな、次はもうちょっと下を狙おう」←これができない。
銃はずっと持っていると重いし衝撃もそれなりにあるので、小柄な女性には結構厳しいだろうなと思ったのが正直な感想。
考査結果
2ラウンドの練習を終えたら最後に考査です。
安全かつ確実に分解~組み立て~点検をすることができて射撃では25発中2発以上の命中で合格です。
講師の方は最後まで当たらなくてもいいから安全が大事だよと言っておられました。
結果として5人の受講生全員が合格でした。
一安心。
わたしの射撃成績は25発中6発命中。
ラウンド途中の2発目が命中した時点で安心しました。
最後の方はまったく当たらなくて悔しかったです。
朝から全力で疲れましたが人生初の射撃で何発か命中させることもできたしとても楽しむことができました。
次はようやく銃の所持許可申請です。
初銃を何にするかそろそろ決めないといけません。
安い買い物でないので失敗したくないし大きな悩み。