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【射撃&狩猟】おすすめの猟銃は?どうやって選んだら良い?どうやって決めた?

2021年4月18日

先日、射撃教習と第一種銃猟免許に無事合格しました。

あとは所持する銃を決めて許可が下りたら射撃を始められるようになります。

11月から始まる猟期になって狩猟者登録をすれば狩猟にも出られる。

これからが楽しみ!

 

しかし現在(2021-04)、銃を所持しようとする初心者の最大の悩み?を抱えています。

 

猟銃は何を買えば間違いないのか?
ゼッタイに失敗したくない!!

 

最初に所持する銃を早く決めないと!

という段階まできてようやく悩みの大きさを実感しているところ。

 

じぶんなりの悩みポイントを整理して最初の一挺を決めたので、結論までの考えた過程を残しておきます。

 

最初にわたしの前提条件を整理。

  • 射撃60%狩猟40%くらいでどっちもしたい
  • 銃の予算は15~30万くらい
  • 1挺を5年~10年と長く使いたい

 

同じような方は結構いるのではないでょうか。

 

 内容(もくじ)

 

用途別のおすすめの猟銃は?

 

初心者でも所持できる散弾銃は以下の5種類。
グーグルさんが用途別に出してくれました。

この中で水平2連を選択する人は今はほぼいません。
本当に好きな人だけ選択する銃らしいです。よって新品/中古共に数も少ないです。

 

次にハーフライフルは初心者には不向きだと思う。
理由は練習できる射撃場が近場にない(限られる)から。北陸だと富山くらいしかないかな?
狩猟しかやらないなら選択肢として有りですがわたしは射撃もしたいのでハーフライフルは無し。
※ハーフライフル規制で初心者はハーフライフルを所持することが難しくなりました(2024年5月追記)

安全の為に普段から練習することはマジで大事。

 

レピーターは手動でガチャコンと排莢するアレです。ターミネーターのやつ。
狩猟用途だけなら使えるけどクレー射撃には絶対向いてない・・・。

 

と、用途を考えると水平二連&ハーフライフル&レピーターが消去され残った選択肢は以下。

  • 上下2連 ⇒ 射撃メイン
  • 自動 ⇒ 狩猟メイン

このように用途が射撃か狩猟のどちらかハッキリしている人は自動的に決まります。

 

問題になるのは以下の悩みを抱えている人。というかじぶん。

  • 射撃も狩猟もしたい
  • しかも1挺で兼用したい
  • 買って後悔したくない

 

悩みポイントを大きく3つに整理して理想的な最初の1挺を決めていきたいと思います。

 

悩みポイント①自動銃?上下2連銃?

射撃も狩猟もやりたい人は

「上下2連」 or 「自動銃」

どちらが良いのでしょうか。

それぞれメリットデメリットを洗い出してみます。

 

上下2連銃

□メリット

  • 装填の目視確認がしやすく安全性が高い
  • 素早い2連射が可能
  • メンテナンスが楽
  • 耐久性が高い

 

■デメリット

  • 値段が高い(高価なモノが多い)
  • 重く取り回しが悪い=猟場で不利

 

自動銃

□メリット

  • 3連射ができる
  • 値段や種類が幅広い
  • 銃身やチョークを使い分けられるものが多い

 

■デメリット

  • メンテナンスが多少面倒
  • 自動で横に排莢されるので射撃場でまあまあ迷惑(個人の感想)
  • 部品点数が多いので、不具合に合う確率が少し高い

 

これぞトレードオフという感じ。比べきれません。

 

それぞれのメリットデメリットが自分の性格に合うか?がポイント。

 

どうしても

コレだけは許せない!譲れない!

というポイントがあれば決めやすい。

 

悩みポイント②新品?中古?

続いて、新品 or 中古 のメリットデメリット。

新品

□メリット

  • 新品は気持ちよい
  • 好きなものを選べる
  • 保証がある

デメリットは当然コスト。

コストを掛けられるなら新品一択か!?

 

中古

□メリット

コスト。これに尽きる。

他には稼働した実績くらい?

 

■デメリット

  • 他人が使ったことがあるという精神衛生面
  • 選り好みできない、気に入ったものが出てくるとは限らない
  • 保証が小さい、少ない。または無い

書き出してみると当たり前ですけどあえて文章化しておきました。

 

リセールバリューって知ってる?

コスト(価格)の話が出たのでここでひとつ為になる動画を紹介。

 

リセールバリュー

という言葉を知ってますか?

 

リセールバリューとは、購入したものを再販売するときの価値のこと。

 

わたしはこの言葉を知りませんでした。聞いたことあっても意識してなかった。

 

20万円で買ったものが20万円で売れるのであればリセールバリューがめちゃ高いということ。

逆にリセールバリューが低いものを買うと買った瞬間から損をします。

具体例としては日本の新築住宅。
新築は ”新築プレミアム” があるので買った瞬間2割価値が下がると言われてます。

 

リセールバリューを考慮して買い物をする

 

この考えは今までのわたしに無かったのでこの動画ですごく勉強になりました。

 

鉄砲のリセールバリューは?

リセールバリューの考え方を実際に銃砲店で紹介してもらったケースであてはめて考えてみます。

 

散弾銃A
  • 状態がとても良い2~3年落ちの自動銃
  • 店頭価格は25万円
  • 新銃の価格は32万円
  • つまり、割引率は約20%

前の所有者が銃砲店に買い取ってもらった買取価格が売価25万円の80%と仮定すると20万円。

前の所有者が買った時と売った時の差額は12万円です。(あくまでも仮)

32万円で購入し20万円で売却。

イコール、リセールバリューは62%

 

わたしがこの中古銃を25万円で購入し気に入らなくなって2年で手放したとすると大体いくらで買い取ってもらえるでしょうか?

予想になりますが、前の所有者が買い取りしてもらった20万円の80%くらいと仮定すると16万円。

そうなると、わたしが25万円で買って16万円で売ったら差額は9万円です。

イコール、リセールバリューは64%

 

新品でも中古でもリセールのパーセンテージはそう変わりませんが、中古は初期投資が7万円抑えられリセールの損失も12万円から9万円に抑えられる。

大きく初期投資したくない、できないときはやっぱり中古が無難かなと思います。

 

ちなみに売価5万円くらいの銃は10~20年前などの相当古いものが多くリセールはほぼゼロとのこと。

 

失敗するかもしれないと思う買い物をするときはリセールバリューを考慮しておくと後悔が少なくなります。

有名ブランドや人気のある商品がそうですね。

 

悩みポイント③足を運べる距離の実店舗 or 遠方だが低価格のショップ

3つ目のポイント。こちらについてもメリットデメリットを比較してみます。

 

足を運べる実店舗

□メリット

  • 現物をじっくり確認できる
  • ちょっとしたトラブルでも相談しやすい
  • 中古銃などの情報や、銃を手放したいときに相談しやすい
  • お客さん同士の横のつながりができる

■デメリット

  • 遠方のショップに比べると値段が高い(田舎ほどこの傾向は顕著)
  • 店舗への往復の手間や交通費がかかる

実店舗は対人ならではのメリットが大きい。
アフターフォローも基本手厚いところが多いでしょうし円滑な関係を築けると長年付き合っていけます。

デメリットはわたしが住んでいる地域によるもの。特にわたしは田舎在住なので。

 

遠方の低価格ショップ

□メリット

  • 値段が安い(20%OFFなんかも有る)
  • 種類が豊富

■デメリット

  • 対面でないため、やや不安がある
  • ちょっとしたことは相談しにくい
  • 横のつながりなどはできない

遠方のショップはお互いの顔が見えないので心理面に多少不安を感じます。

特に不具合があったときにしっかりと対応してくれるかな?と、アフターフォロー面は少し心配。

お客同士が顔を合わせることが無いので横のつながりはできにくい。

 

このようにメリットデメリットを出してみて

どの項目が自分にとって優先順位が高いのか

を明確にしておかないといけないです。

 

手厚いアフターフォローや身近な人との関わり重視なら足を運べる実店舗、価格重視であれば遠方のショップ(ネットショップ含む)になるかな。

都会住みなら足を運べてかつ低価格の実店舗が近くにあるんだろうなと想像。

 

銃の先輩たちのアドバイス

銃砲店の人からのアドバイス

射撃メインの方からのアドバイス。

 

上下2連か自動の2択なら、上下2連をおすすめするよ。

 

理由

  • 上下2連はやっぱり汎用性が高い
  • 銃に慣れてその銃を自分のものにするまでには相当時間が掛かる
  • 一度銃を替えると射撃レベルはガクッと落ち、元のレベルまで中々戻ってこられない

上下2連は汎用性、安全性、射撃面で有利。

 

その他のアドバイス

  • 狩猟でも射撃でも、20番より12番がおすすめ
  • チョークが交換可能だとさらに汎用性が上がるので、チョーク交換できるタイプがよい
  • 自動銃は銃身を替えられるのもある

 

中古銃についてのアドバイス

春になると警察による銃の一斉検査が行われる。
その時期になると毎年の検査が面倒なので、もう使わなくなった人や管理が面倒だと思い始めている人が銃を手放す。
4月~6月くらいに掛けて中古のタマが多くなるので、中古狙いならその時期がおすすめ。
しかし、同時に春から射撃を始める人、11月の猟期に向けて動き出す人も段々増えてくるので10月頃にはまた中古の数は少なくなってくる。

 

初心者にはとっても為になるアドバイスをいただくことができました。

 

狩猟歴50年のハンターからのアドバイス

実にシンプルなアドバイスをもらいました。

銃は自動一択。狩猟は自動以外ありえない。

理由

狩猟歴50年の圧倒的な経験から。
強いて言えば2連射(上下)と3連射(自動)の1発の差は想像より大きい。以上

説得力がすごい。権威性と実績ですね。

 

ポイントのまとめ

ここまでのポイントをまとめます。

 

上下2連 vs 自動

上下2連は射撃、自動は狩猟。
どちらも兼用可能で決め手に欠ける。

一長一短なので最後は好みかも。射撃60%なら上下2連の方が優勢かな?

上下2連を狩猟につかう人もいるっちゃいる。

 

新品 vs 中古

どちらにせよリセールバリューを考慮する。
欲しい銃が決まっていると中古は難しい。

良い中古に巡りあうことができれば中古が良い。無ければ新品という感じ。

決まった中古狙いなら相当アンテナ張っておかないと逃す率高い。

 

足を運べる店舗 vs 遠方店及びネットショップ

実店舗はアフターフォローが充実しているところと、横のつながりができるところがメリット。
遠方の店は豊富な種類と価格が魅力。

自身がどちらの優先順位が高いか決めておく。
価格が優先なのか、人の繋がりやアフターサービスが大事なのか。

 

先輩たちのアドバイス

上下2連 vs 自動で意見が真っ二つ。用途による。
チョークが交換可能なこと、12番が良いことは確定。

 

最終的に選んだのは①自動銃Beretta A400シリーズ②新品③価格優先で遠方のショップ

これまでの内容を総合的に考えた結果

最初の一挺は BERETTA_A400シリーズ の新品を、価格優先で遠方のショップで買うつもりでいます。

 

出典:BERETTA

 

理由

①自動銃 or 上下2連 ⇒ 自動銃

狩猟するなら自動銃以外ありえない

という意見と自動銃でも射撃は可能なことから自動銃を選択しました。

射撃が60%と思ってましたが狩猟にやや比重を置いた決定となりました。

 

②新品 or 中古 ⇒ 新品

自動銃は中古のタマが多いと感じていますが中でも良いものを初心者が選択するのは難しいと判断して保証のある新品を選択。
価格を妥協することにしました。

その価格をなるべく抑えるため遠方だが低価格のショップを選択。

Berettaは良く聞くブランドなのでリセールバリューもきっと良いはず。

 

③足を運べる距離の実店舗 or 遠方だが低価格のショップ ⇒ 価格優先で遠方のショップ

新品を買うことに決めたので品質差はないと判断して価格優先で遠方のショップを選びました。

遠方のショップでも銃を送付すればメンテナンスしてもらえるし大きな問題はないと判断です。

またわたしの場合、足を運べる実店舗ですら家から相当距離があるので足繫く通うのはちょっとツライという諸事情もあります。

足を運べる店舗が激近なら相当迷ったかも。

 

Beretta A400シリーズ

A400の中でも色々なバリエーションがあってこれまた悩む。

出典:GUN SHOP EIKOH ※価格は2021年

 

完全に予算オーバーしていますが10年くらい使う予定だしBerettaはリセール高いはず。

正直どれもカッコいいのであとはフィーリングで決めようと思います。

 

まだ正式に購入リクエストをしてませんが買って手元に届きしばらく使ってみたらレビューなどしていきたいと思います。

 

 

結論:新品のBERETTA自動銃をネット活用して価格優先で買え

 

これで3年後も後悔はしていない。

 

が、結局すぐ2挺目に上下2連を買うことになる。

したがってお金をちゃんと貯めておくこと。

最初の1挺は自動銃でまったく問題なし。

 

 

というわけで以上!

 

 

■2021-05追記:どの銃にするか決めました!
>>初銃をベレッタのアップランドに決めました【Beretta-A400−Upland】

 

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